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模索。
もともとは本州のモニュメントデザイン会社でデザイナーとして働いていた。仕事の多くは官公庁などの依頼で、駅やビル前などに大きく存在するアートのデザインを手がけていた。ある日、通りすがりの男性がモニュメントを見て一言「税金で作っているんだよなぁ」。その言葉が胸に刺さった。「人の手に渡って、喜んでもらえるものを作れないだろうか」。
 
出会い。
ある切っ掛けで足を運んだガラス工房。そこで溶けたガラスを目にした。それは自然そのままの姿で言葉にならない光を放っていた。その瞬間「ガラスをやろう」と決意。その後、流れは吹きガラスに始まり、とんぼ玉と出会う。溶けたガラスが層をなして細かな表現を可能にするとんぼ玉の世界に、どんどん引き込まれて行った。
 
姿勢。
残念なことに、未だ北海道にはしっかりとした技術を持ったとんぼ玉作家は少ないと言われている。星さんは埼玉の一流作家に師事し、技術を学んだだけではなく、彼女自身が持つ探究心と努力を怠らなかった。それは道内外の展示会・クラフトイベントに多数参加するだけではなく、多くの仕事の依頼に反映している。
 
じつは拳法の達人?
4年ほど前から少林寺拳法を習っているという。ちかく、黒帯の認定試験を控えているというから驚いた。「少林寺拳法の主たるは"心"を鍛え、育てるところにあります。今までは仕事が集中してくると、頭がいっぱいになってすぐに気持ちが弱くなってたんですよ。それが今では、もう一踏ん張りできる心になっている」。
 
ネイチャー。    
自然が作った生命「昆虫」、「植物」が好きでたまらないそう。たびたび虫や草花に触れに、自然がある場所へ足を運ぶ。そこで出会った有機質の素材が星さんの作品を生んでいる。「見て触れたものをそのまま描写するように作品に取り込まない。それは、自然が作り出した形は最高のデザインだと思っているから。本物を超えるなんて出来ないし、考えてもいない。私は自然から受けた最高の素材を自分のイメージで表現することに喜びを感じています」。  
   
自然の一部。  
星さんとの会話から、自然を思う気持ちをかいま見た。自然を愛し、敬意をはらう彼女の思いを知ったとき、星さんの作品は"自然の一部"なんだと素直に感じた。  
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